楽天証券HD、なかのアセットマネジメント株式会社への出資

この記事のPDFファイルはこちら

2024年5月24日
楽天証券ホールディングス株式会社

楽天証券ホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:楠 雄治、以下「楽天証券HD」)は、なかのアセットマネジメント株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中野 晴啓、以下「なかのアセットマネジメント」)へ出資したことをお知らせします。

なかのアセットマネジメント中野社長(写真右)と楽天証券ホールディングス楠(左)

なかのアセットマネジメントは、2006年にセゾン投信を創業し16年間代表を務めてきた中野氏が2023年6月に前職を退任し、同年9月に設立した資産運用会社で、2024年4月に事業を開始しました。中野氏が、17年前にセゾン投信を創業した頃は、ノーロード(販売手数料無料)の投資信託商品自体が販売会社に受け入れ難く、地道に積立投資家を開拓していくビジネスモデルは、非合理的だというのが業界の共通認識でした。しかし、金融庁が顧客本位の業務運営を行政方針に掲げて以来、徐々に販売側の意識も変化し、長期投資こそが資産形成の本質だという認識が広がりつつあります。なかのアセットマネジメントは、そうした価値観を共有できる金融機関と手を携え、独自の「直販的価値」を継続して提供することをミッションに掲げています。

楽天証券HDは、「デジタル“資産づくり”プラットフォームでの個人のFinancial Well being を最大化する」というビジョンのもと、企業価値・株主価値の最大化を図っています。特に、楽天証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:楠 雄治、以下「楽天証券」)は、いち早くノーロード(販売手数料無料)投資信託の取扱いを開始し、2019年にはすべての取扱い投資信託の販売手数料を無料にしたほか、2017年には業界で初めて※、当時通常購入1万円、積立購入1,000円だった投資信託の最低購入金額を100円に引下げるなど、投資信託を活用した資産形成を個人でもおこないやすい環境づくりに取り組んできました。楽天証券HDグループは、なかのアセットマネジメントの長期・分散・つみたて投資に基づく顧客本位の経営理念と長期資産形成の国民的普及への貢献を目指す姿勢に賛同するとともに、独立系の資産運用会社であるなかのアセットマネジメントへの資本を通じた支援により、政府の掲げる資産運用立国の実現に資することが期待できるとの判断のもと、出資をおこないました。

楽天証券HDは、今回の出資を通じ、楽天証券HDグループで掲げるビジョンのもと、企業価値・株主価値の最大化を引き続き図ってまいります。

  • :2017年5月12日時点における国内証券会社との比較(2024年5月24日現在、楽天証券HD調べ)

以 上